院長コラム

この夏を乗り切る!

5月の連休明け以来、コロナウイルス感染症がじわじわと蔓延し、6月下旬には全国的なコロナウイルス感染症の拡大が報告されました。

沖縄では医療のひっ迫という事態に陥りました。

有識者は第9波の始まりを告げています。

コロナが5類に移行した5月以降、飲食店ではアクリル板の仕切りを取り外し、学校や職場でのマスク着用などもなくなりました。

今、人々がコロナを特別の疾患と考えないようになってコロナ以前のように自由に活動しはじめています。

この油断が感染増大の大きな原因ではないかと思います。

5類移行の目的は低迷した経済を立て直すことだったはずですが、人の流れが戻り観光産業をはじめとする経済活動が以前のように活性化することは期待しても医療ひっ迫の事態を容認したわけではありません。

人々が自助努力でコロナ感染を予防すると考えての移行だったと思います。

第9波が拡大しないように祈るばかりです。

予防行動を怠らず自分も周囲の人々も罹患しないようにしましょう。

たしかに暑い時期にマスクを着用することはむずかしく、併せて熱中症の予防も必要です。

猛暑が予想される夏に向かい、どうしたら感染を防ぎ体調を安定させて夏を乗り越えるかを考えてみましょう。

まず熱中症予防です。

5月から受付で熱中症予防のプリントを配布していますが、よく読んで予防をお願いします。

猛暑日には短時間でも屋外にいると体調を崩しがちです。

日向を避け少しでも体調の悪化を感じたら我慢しないで受診してください。

熱中症を決して軽く考えないようにしましょう。

地球温暖化で毎年救急搬送や死亡例が増加傾向にあります。

人間の身体は繊細にできていて、微妙なバランスのうえに身体を正常に保っています。

異常な暑さでこのバランスが崩れそうになります。

自分の身体を労わりましょう。

快適な環境に身体を置いてやることに集中しましょう。

冷房を使うことに抵抗があっても、さほど暑いと感じなくとも室内の温度が上昇したときにはためらわずクーラーをつけるか、迅速に冷房の効いた公共の場所に移動して過ごしましょう。

一時の油断が生命を危うくすることがあります。

都市部ほどでなくとも暑さには充分な注意が必要です。

屋外でも屋内でもペットボトルの水をいつも身近に用意して喉が渇かなくとも15分おきに水分を摂取しましょう。

また、この時期には食中毒にも注意しましょう。

受付で配布している食中毒に関するプリントを読んで予防しましょう。

院内に掲示してある関連ポスターも参考にしてください。

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