院長コラム

予防接種について

昨年の5月に、希望される高齢のかかりつけ患者さんから順番に始めたコロナワクチン予防接種ですが、当医院では9月の半ばで通算3000人以上の方が接種を受けられました。
しかしながら、2回目の接種がまだ終わっていない方もあり、さらに1回目の接種も受けていない方が大勢おられて、毎日のように問い合わせの電話があります。
ワクチンの供給が十分になされないと、様々な制約が生じてしまい、ご希望の方すべてに接種ができないことになりますので、ワクチンが十分に供給され、少しでも多くの人に少しでも早く接種できるようにしたいものです。
報道されているように、今のコロナウイルスは感染力がとても高く、ひとりの陽性者から10人以上に感染した例もあります。
これまでより効果的な予防行動を考えていかなければなりません。
これまでは飛沫感染を主として警戒していましたが、これからは空気感染のリスクをも頭に入れて、予防していかなければなりません。
住居や職場が密閉した環境にならないように換気には特に力を入れてください。
これから徐々に気温が下がってくる中での換気は難しいかもしれませんが、感染防止のために必ず実施してください。
10月からは本格的に季節性インフルエンザの予防接種も始まります。
高熱・咽頭痛・咳などのインフルエンザの症状は、コロナの症状とよく似ているため、コロナ感染の疑いが生じてしまいます。
「コロナにかかったかもしれない」という無用な心配を避けるためにも、あらかじめ予防接種を受けてインフルエンザの重篤化予防をしておくことが大切になってきます。
受付でお渡ししている季節性インフルエンザのプリントがありますのでよく読んでください。
今年は、コロナの影響で、製薬メーカーが製造するインフルエンザワクチンの量が例年より少なくなるおそれがありますから、接種を希望する方は早めに予約してください。
まだコロナワクチンを接種していない方も早めに相談してください。

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