医療の豆知識

認知症予防と食事

 いつまでも若々しい認知力を保つために
 心身ともに健康な長寿のために、毎日の食事に和食を多く取り入れることが効果的であるといわれています。
 和食が良い理由とは何でしょうか。
 それは体調を整え、特に脳の若さを保つ ⇒ 認知症予防のためによいとされる食品が和食に多く含まれるからです。
認知症と動脈硬化の関係
 認知症には大きく分けると脳血管性認知症とアルツハイマー型認知症と二つのタイプになります。
 老化と共に血管もしなやかさを失い血液の流れが悪くなり、脳への血流がスムースに流れなくなります。
 その結果脳細胞が壊死し、認知症となります。
 つまり動脈硬化が進むほど認知症へのリスクが高まるということになります。
 脳の機能を保つために予防しなければならないのが動脈硬化ということになります。
 そこで普段の食事、食生活が大事になるのです。
 認知症の予防になる食品
 認知症予防にもなる食品について詳しく紹介します。
 和食を摂るとき魚や野菜をバランスよくとりますが、血液中のコレステロール濃度を低くして動脈硬化のリスクを下げてくれるDHA、EPAなどの不飽和脂肪酸は魚や、野菜に多く含まれています。
 魚に含まれるDHA
  DHAはイワシやサバなど青い背の魚、またマグロやブリ、うなぎ、鮭、すじこなどに多く含まれます。
 大豆製品に含まれるレシチン
  豆腐や納豆などに大豆食品に含まれるレシチンには血中コレステロールや中性脂肪を低下させる働きがあるとされています。
 納豆に含まれる納豆キナーゼ
  ナットウキナーゼには血栓の主成分フィブリンを溶かす働きがあります
 椎茸に含まれるエリタデニン
  エリタデニンにはコレステロール値を下げる働きがあります。
  エリタデニンは水に溶けやすいため干し椎茸の戻し汁に多く含まれるので戻し汁を捨てないで料理に活用しましょう。 
 日本には四季があります。その季節ごとの旬の食材を取り入れた和食を楽しみながら心身ともに健康な長寿を目指しましょう。

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