熱中症を予防しましょう
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2025年07月29日
猛暑の夏です。
毎日のようにテレビも新聞も熱中症予防を呼びかけていますが、各地で気温が40度近くなる日が続いていますから無理もありません。
以前は、30度で暑いと感じたものですが、いつの間にか10度も上昇しています。冷房はぜいたく品ではなく生命を守る必需品になっています。
6月から事業所単位での熱中症対策が義務付けられましたが、熱中症は自宅でも起こります。どこにいても体調管理に努めましょう。
体の中の水分が不足すると、体中の血管内の水分が不足して、血液の流れが悪くなります。熱中症の最初のサインとしてめまい、立ち眩み、顔のほてりなどが知られていますが、この状態になったら涼しい場所に移動して水分と塩分の補給をしましょう。
このときに水分・塩分を十分に補給できないと、脳や消化器(胃や腸)肝臓への血流が低下し、臓器そのものの温度も上昇し、身体がぐったりとし、吐き気やおう吐につながります。
また、大量に汗をかいた後で、水分のみ補給すると体内の塩分が不足し、手足の筋肉が収縮してこむら返り・筋肉痛が起きます。すぐにスポーツドリンクや0.1から0.2パーセント濃度の塩水、梅干し、塩飴などで塩分を補給してください。
重篤になると体内の調節機能がうまく働かなくなり、汗をかくことによる体温調節機能が失われ大量に汗をかく、または全く汗をかかないなどの発汗異常・体温上昇・皮膚温度の上昇などがみられることもあります。
声をかけても反応しなかったり、おかしな返答をしたりする。または、体がガクガクとひきつけを起こす、まっすぐ歩けないなどの異常があるときは、重度の熱中症にかかっている状態ですからすぐ医療機関を受診してください。
以前は朝のうちは比較的気温が低く、朝に作業をすることもできましたが、今は朝のうちから猛暑ですから、早朝にがんばって熱中症にかからないようにしましょう。
身につける衣服はよく汗を吸い取り、通気性の良いものにしましょう。
いつもは減塩を心がけている人でも、汗をかいたときには充分な水分補給と共に塩分も補給しましょう。
朝の味噌汁の汁の残りを冷蔵庫に保管しておくと熱中症予防のドリンク代わりにもなり重宝します。屋外に出るときには氷を足して保冷瓶に入れて持ち歩くのも良いと思います。