医療の豆知識

甘く見てはいけない脂質異常症(高脂血症)②

 高脂血症といわれた方は、処方薬を服用するだけで充分なのでしょうか?

 やはり不充分でしょう。
 処方薬を服用することで安心せず、食生活を中心に生活習慣を改善していくことが大切です。
 
 毎日の食生活が重要 → 食生活が大切であるわけは?

 脂質異常のコラム①で、油断していると動脈硬化をひきおこし、生命にかかわるメカニズムを説明しましたが、まず脂質異常の状態を引き起こした原因となる生活習慣を反省してそれを改善することができなければ、いつまでもリスクはつきまといます。
 
 脳梗塞や心筋梗塞など生命をおびやかす状態を回避するために、次のような食生活上の注意を守り情報を活用して真剣に治療に取り組みましょう。

 脂質異常症の方が守るべき基本的なこと

・ 食事や飲酒から摂取するカロリーを控える

・ コレステロールの多い食品の摂取を控えめに*卵黄*魚卵*レバーなど*

・ 脂質の摂取は摂取すべきカロリーの25%以内にする

→赤味の肉やささみなどを選び、揚げ物を控える

・ 糖質とアルコールの摂取を適量に押さえる

→特に肥満で中性脂肪の高値な方→禁酒が効果的ですがせめて禁酒日を

→糖の多いお菓子や缶コーヒー、ジュースなどを摂り過ぎない

・ 摂取する栄養のバランスをとる→かたよった栄養摂取は危険です


次の情報を活用しましょう

・ 食物繊維には、コレステロールの吸収を抑える働きをする成分があります

多いのは→果実・豆・芋・こんにゃく・海藻

薦められるのは→豆と納豆などの豆製品・芋類・海藻料理(ひじきなど)

→摂りすぎてはいけません→吸収されるべき必要な栄養摂取まで抑えられます

・ 適度の運動が善玉コレステロールを増やします

・ 新鮮な魚(いわし・さんま・さばなど)に含まれる脂肪には、脂質異常症の改善に役立つ多

価不飽和脂肪酸が多く含まれています。*EPA*DHA*

・ 新しい菜種油、ごま油などの植物性の油にも不飽和脂肪酸が多く含まれています。

・活性酸素が悪玉コレステロール(LDL)を酸化させて動脈硬化に導くことを防ぐために、抗酸化作用のある食品(酸化防止成分を含む食品)が役立ちます。

 効果的な摂り方はビタミンEの含まれた食品+ビタミンCの多い食品を一緒に摂取する  
 
 ポリフェノールの摂取→多く含まれる食品は→赤ワイン・緑茶・紅茶・ほうれん草・春菊・玉葱・ココアなど

2009年02月21日 13:11


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