院長からひとこと

令和3年が明けました

 明けましておめでとうございます。

 寒波とコロナ感染拡大のニュースで明けた令和3年ですが、私たちの賢い判断と努力で良い年にしていきたいものです。

 首都圏の医療体制が危機的状況におちいり、現場の声が多方面から耳に入ってきます。

 テレビや新聞の報道で、立場の違う多くの人々の意見も知ることができます。

 新型コロナウイルス感染症は、昨年初頭から全世界を混乱と恐怖そして悲しみに陥れ、今も世界中に生命の危機にある人々・家族や親しい人を亡くして悲しみにくれる人・生活の基盤を失って困窮する人々を生み出しています。

 このような中で、わが国では第三次感染拡大期にあり、医療現場は危機的状況にあり、このまま手をこまねいていては欧米などにみられる桁違いの感染拡大が他人ごとではなくなります。

 今、大事なことは、成功失敗にかかわらず、これまでに行われた政策・施策についてうんぬんすることをやめて、これからどうするのかを賢く決定し、この国が正しく賢く進んでいくことです。

 各方面のあらゆる立場の人々が、それぞれの言葉で語るときには、保身や忖度を一掃して、国民の貴重な生命と生活を守るために一番効果的な方策を考え、それが実行されるまであきらめないことです。

 あらゆる立場の人が、失策を責め主導権を争うのではなく、このコロナ禍の事実に直面して真摯に考えれば、必要なことはおのずとわかるはずです。

 私は医師ですから、医師の視点で述べていきます。

 今後、新型コロナウイルス感染症禍の中でどのような宣言がなされ、どのような施策が実行されるにかかわらず、基本は、皆さん自身が感染を防ぐことです。

 感染するのも感染を広めるのも一人の人間です。

 この一人が賢く正しい行動をとれば、感染する確率も感染を広める確率も限りなく低くなります。

 油断をせずにこれからどのように考え行動するかが大事です。

 ここで再認識していただきたいことがあります。

 ウイルスは目に見えず、感染していても症状がでない人もいます。

 そのために、自分が罹っているかどうかが判断できない場合もあるのです。

 乳幼児が感染していた事例もありますから、今私たちを取り巻く社会には、無症状者や感染しても症状を伝えられない人がいます。

 ではどうしたらよいのか。

 昨年の第一次流行期にも述べましたが、唯一の対策は

【自分が感染していると考えて行動する】ことです。

 そしてお互いに【ウイルスをうつしあわない】ための正しい行動を徹底しましょう。

 自宅での過ごし方も大切です。

 家族で食卓を囲んでおしゃべりする団らんはしばらく封印し、食べるときはしゃべらずに集中して食べましょう。

 食後にマスクをかけておしゃべりをしましょう。

 食べ物は、できれば一人分ずつのお皿に盛りつけ、大皿に盛ったおかずをとるときには取箸を使いましょう。

 ウイルスは唾液(つば)鼻水や痰・尿や便の中に潜んでいます。

 そして多くの場合、それらが付着した食べ物や接触した手を介して口や粘膜から人間の体内に入り込み増殖します。

 同居家族間では、ウイルスはさらにたくさんの感染ルートを使うことができます。

 手を洗った後に同じタオルを使うことや、入浴時に、よく身体を洗わずに湯船に入ってしまうことや、暖房した比較的狭い空間に換気もせずに長時間一緒にいることが家族間では起こりがちです。

 家族の中に、症状が出ていない感染者が一人でもいたら、ウイルスは簡単に感染していきます。

 家族の中に高齢者や基礎疾患を持っている方はいませんか?

 都市部のように圧倒的な密集地域こそありませんが、私たちの住んでいる田村地方では比較的大人数の家族が同居しています。

 都市部とは異なる視点で、効果的に感染を予防していきましょう。

 もう一度家族間でウイルス感染対策を話し合い、徹底しましょう。

 密に接することばかりが家族愛の形ではありません。

 このような危機の迫る中では、正しい生活習慣が、家族を守ります。

 それを徹底することで家族を守ることを一番に考えてください。
       


2021年01月05日 18:33


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