院長からひとこと

コロナ禍に立ち向かうために

 お祝い気分に国民が沸いた「令和の10連休」から一年がたち、一転して、いまだかつてない「不安と自粛のゴールデンウィーク」も終わりました。

 今や新聞やテレビで新型コロナウィルス感染症関係のニュースが報道されない日はありません。

 このようなときにはだれもが皆、不安・恐れ・不満と怒りなどの負の感情に左右されやすくなります。
 
 気力が失われて、なにも信じられなくなるかもしれません。

 なぜなら、多くの人が、これまでに、このような事態を経験したことがないからです。

 もう長い間、自粛の努力を続けていますし、そろそろいい加減自粛にも飽きてきて、油断が出始めるころかもしれません。

そして

 不満や怒りを口に出さない人ほど、自分でも気づかないうちに、ストレスが増大していることがあります。

 精神的なダメージが、体調に悪影響を及ぼすことが知られています。

 今の環境下では、心身ともに疲れが澱のように蓄積している人が大部分だと思います。

 このように長期に疲れが重なると、現実を正しく見ることができなくなり、自分勝手な解釈をしてしまうことがあります。

 現実からの逃避というのでしょうか。

 ある人は極端に楽観的になったりします。

 「こんなところまではコロナも来ないよ」とか「かかっても若いから症状は軽い」「すぐにワクチンができるから大丈夫だ」などです。

 このような人たちの対極に、ひどく悲観的になってしまう人たちもいます。

 「どんなに予防してもいつかはコロナにかかってしまう」 「病気をもっているからコロナにかかったら助からない」 「高齢だから重い症状が出ても救命機器を使ってもらえない」とかです。

 このような状態になると、少しの体調変化でもコロナに結び付け、不安が増大してしまいます。

 毎日、できるだけ家に居ろといわれ、人との交流の機会も少なくなり、テレビをみているだけでは、このように一方向の考えに陥ったとしても無理はないと思います。

 また、一見楽観的に見える人も、内心ではひどい恐怖感と闘っていることがあります。

 食欲も落ち、よい睡眠もとれなくなります。

 これでは新型コロナウィルス感染症に正しく立ち向かうことができません。

 コロナにかかる前に、自分で自分の健康を害してしまうことが危惧されます。

 【正しくコロナ禍に立ち向かうために】

 このコロナ禍に対するためには、正しく立ち向かう力を自分自身の中に培うことが一番重要となります。

 そのために正しい判断力を保つこと、判断力は心身の健康をもとに養われます。

 健やかな心と身体を維持しましょう。

 毎日、必要な栄養を心と身体に補給してください。

 心の栄養はこんなことでも補給できます

   ・好きなテレビを見る ⇒ 笑う・感じたことを話す

   ・好きな趣味を楽しむ ⇒ 無心になれる時間が大切・達成感も

   ・誰かのためになることをする ⇒ やさしい言葉をかけるだけでも 

   ・誰かに、何かに感謝する ⇒ 心の中でも、口に出しても

   ・気の合う人と電話で話す ⇒ 遠慮のない関係が一番です

   ・感動する ⇒ テレビドラマ 読書 ニュース 自然の風景など 

   ・身近な人といたわりあう ⇒ 夫婦や親子・兄弟・愛情は万能薬です

  一般に、多くの場合、人間関係がうまくいくと人は元気になります。

 今は会えなくとも、他の人々を気遣う心をもって過ごすことが一番のエネルギー源になります。

 でも「オレオレ詐欺」にはくれぐれも注意してください。

 食欲は心の栄養がたっぷりとれると同時に増大します。

 睡眠もしかり。

 栄養バランスを考えて食事をしましょう。

 睡眠時にも身体を冷やさないようにしてください。

 どうしても食べられない・眠れないというときには、かかりつけ医師の出番となります。

 遠慮せずに症状を訴えましょう。

2020年05月11日 18:40


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