院長からひとこと

東日本大震災から2年 

 東日本大震災から2年という月日が流れました。

 大地震発生とその直後の原発事故から今日にいたるまでこの福島に生きる私たちは、さまざまなことを体験してきました。

 自分たちの身にいったい何が起こっているのか正確な情報も得られない状況下で、決して向かうべきではない方向へ避難していた人々もいます。

 安心して過ごしていた場所の危険性をずっと後になって知らされた人々もいます。

 未だにご家族の亡骸を探し続ける方々もいます。

 故郷を離れて避難を続ける多くの人々がいます。

 故郷に戻れるのか、それがいつになるのかがわからない人々がいます。

 若い子育て世代と離れ離れになって暮らすことを余儀なくされている高齢の人々がいます。

 希望を失い体調が悪化して亡くなった人々がいます。

 子供たちの健康リスクを考え、県外に去る人々は増加する一方です。

 福島がフクシマになり、福島県民というだけで色眼鏡で見られた初期の混乱の日々を忘れてはいけないと考えます。

 海・山・里からの豊かな恵みに満ちて幸福に生きていた日々は、いつ帰ってくるのでしょうか。

 時間を戻すことができたらと考えるときこれからの道筋が見えてきます。 

 何が原因でこのような不幸な事態に陥ったのか 原因の徹底的な解明が望まれます。 

 反省から生まれる知恵を無駄にせず正しく道を選択していきましょう。

 そして福島県に住むわたくしたちは、命ある限り充実した日々をおくるために健康を管理し体調を安定させましょう。

 自分や周囲の人をいたわり大切にして心身ともに健康な毎日を過ごし、長寿の記録を更新していきましょう。

 今、大震災から2年 

 
 生命を失われた多くの人々に哀悼のまことをささげ

 失われた幸福な日々に感謝し

 本県民の心に消えずに残る希望の灯を大切に守り大きく育てることを誓い

 そして祈りましょう。


2013年03月06日 18:38


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