院長からひとこと

祈りの時

 本日3月7日に交通安全祈願を行ないました。

 風は強かったものの、天候に恵まれ、慶信會石塚醫院職員一同がそろっての祈願となりました。

 神前に塩、水、米、酒、尾頭付きの魚、野菜、果物、菓子を供え、蝋燭に火がともされる中、鹽竃神社の神主さんの厳かな祝詞が医院駐車場に響き渡りました。

 参列者一同、そして送迎バスをはじめとする医院車、職員さんの車すべて、そして通院する患者さんすべてを対象に交通安全のご祈願をいただきました。

 私たちの職業は、人々の生命を扱います。

 患者さんの病を癒し、体調を管理し、心身ともに健康で幸福に過ごし、そして長寿を迎えてほしいと願います。

 この目的のために、患者さんひとりひとりとチームになって頑張ります。

 患者さんたちも、規則的に診察を受け、毎日処方薬を真面目に服用し、体調を安定させようと真剣に努力をしています。

 そのような患者さんの生命が交通事故で失われた時の私たちの喪失感は、想像に難くないと思います。

 日々の処方薬をきちんと服用しながら元気に活動していたYさん、そして奥さんを亡くされた悲しみから立ち直ろうと陶芸をはじめ、最近はすっかり元気になっていたNさん。

 あんなに頑張っていたのに、一瞬の事故で生命を失われました。

 私は、かかりつけ医師であると同時に、真剣に生きておられたおふたりの人生の証人でもあります。

 ご冥福を心からお祈りいたします。

 私たち福島県民は、昨年の東日本大震災で、そしてその後の悲しみの日々の中で、多くの高齢の方々が希望を失い、力尽きたように逝かれるのを見ました。

 その方たちのための祈りが、そして残された私たち自身のための祈りが今必要です。

 

2012年03月07日 20:55


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