院長からひとこと

郷土に生きる皆さんへ


 紅葉もますます鮮やかになる時期です。

 さまざまなことがあった今年も、締めくくりの時期に近づいています。

 年末の忙しさを迎える前に、気になることを済ませましょう。 
 
 健診の結果、精密検査が必要という通知をもらった方は、先延ばしにせず、検査をうけましょう。 

 そして心配ごとを抱えず、すっきりとした気分で新年を迎えましょう。 

 長寿の皆さんのほとんどが、規則正しい生活、毎日しっかり食事をすること、くよくよと考えないことを長生きの秘訣としてあげています。 

 そして誰かをいつくしむこともよいのです。 

 家族が、友人が、そして近所の人が、互いにいたわりあい、支え合って生きていくことが長寿のかぎです。 

 長寿の日々に、いつまでも若々しい脳細胞を維持するために、今私たちの周囲で何が起こっているのか、誰がどんなことを言い、どんなことがなされているのかをよく見て、自分自身の判断をくだし、しっかり記憶にとどめていくことです。

 そして、内にこもらず、考えたことを語り合っていきましょう。 
 
 最後に

 忘れてしまわないように、私たちの郷土福島県が、どんなに幸福な場所であったかを記憶しておきましょう。 

 海の幸、山の幸に恵まれ、人々は生き生きと働き、子どもたちの笑い声とともに一家の団欒があったことを。

 津波がかけがえのない多くの生命と生活の場を奪い、東京電力福島第一原子力発電所から放射性物質が拡散して、住み慣れた土地からの退去を余儀なくされる以前の記憶を 
 この県の名前がカタカナで知られるようになる前の日々の記憶を

 宝物のようにしっかり守っていきましょう。

 子どもたちにも正しく伝えていきましょう。

 たとえどこにいても、故郷との絆が断ち切られないように

 根無し草にならないように

 そして雄々しく前を向いて生きていきましょう。 

 郷土に生きるプライドを胸に 

 なにものにも決して奪われない美しい故郷の幸福な記憶とともに

 周囲の人々と寄り添い、支え合って 

 この福島県という運命共同体に住むすべての人々とともに
 
 美しい郷土が生き返る日まで  

 新たな幸福の記憶が子どもたちの胸に宿るまで

2011年11月09日 19:22


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